炭酸飲料、特に加糖炭酸飲料のボトル充填では、充填時に泡が過剰に発生する問題があります。この問題は、粗い泡の状態で溶解しているCO2ガスが充填時に急激に開放されるために生じます。そのため、従来のカーボネーターでは液体の温度を5~10℃以下に冷却しカーボネーションを行い、更に充填機の充填速度を下げて充填する必要がありました。
キャビテーター装置は充填ラインにインラインで設置でき、従来と比較し炭酸ガスを製品温度が常温近くの高い温度の場合でも要求量に対し正確に添加します。
添加されるガスは液体にほぼ溶解され、また、カーボネーションされた製品はクッションタンクを置かずに充填機に直接供給も可能です。
キャビテーター装置によってカーボネーションされる飲料は、充填時の泡立ちを大幅に低減し充填効率の向上が期待されます。
さらに、キャビテーション現象により微細な炭酸泡になるため、製品の口当たりが良くなるという副次効果もあります。
カーボネーターを新設することなく、既設のカーボネーターの下流にキャビテーター装置を設置することにより、製品中に溶解している炭酸ガスを更に微細化し大幅に泡立ちを低減し充填効率の向上が期待されます。
さらに、キャビテーション現象により微細な炭酸泡になるため、製品の口当たりが向上いたします。
1) 木村飲料株式会社殿、その他国内14台納入済み。
2) ドイツ・Hassiaグループ
3) フランス・ネスレ社