測定原理

coatmasterの測定原理

coatmasterは光熱放射法の原理を利用しています。装置から照射される赤外線分を含む可視光(キセノン光フラッシュ)にて試料のコーティング層(表面)は、励起現象により熱(遠赤外線の発生)を帯び、輻射熱が発生し、それをcoatmasterの赤外線センサーにより捉えられます。
コーティング層の固有の物性により周波数が異なります。照射→輻射までの時間Δtを計測して演算処理し膜厚値を表示します。薄いコーティング層は照射→輻射までの時間が短く、厚いものは時間が長くなります。

coatmasterの測定原理


[測定原理動画]

接触式との相違点・優位性

測定するサンプルの表面がピーニングショットやブラスト処理などによって荒れている場合、これまでの接触式で測定すると、表面高さが異なるため測定箇所を多くし、その平均値を求めて膜厚を測定することになります。
coatmasterの測定器の場合、フラッシュ光の照射範囲内にあるサンプルの膜厚の平均値が自動的に算出されるので、簡単に一度の測定だけで膜厚の平均値が測定可能です。

また、これまでの製品と異なり、試料との距離が最大1.2メートル、照射角度が上下35度とれ、測定時間が短いためハンガー吊りした製品なども容易に測定できます。


[測定距離が長い]


[ハンガー吊りした製品も簡単に測定できる]


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