ローラコーティング

最も塗着率が良いコーティングは、ローラによるコーティング(塗着率は100%)になります。
フィリング(充填)やプリンティング(木目の立体感を出す加工)やスプレーで塗装できない塗料(100%固体 UV等)が必要な場合もローラでコーティングする必要があります。又、通常ローラではエッジ面のコーティングは不可能ですが、Sorbini社のエッジコータ(縦式ロールでエッジを塗装するマシン)を使用する事で、階段等のエッジ面もローラで完璧にコーティング出来ます。

Sorbini社(Cefla Finishingグループ)ロールコータの特徴

現在購入可能なロールコータの中で、最高レベルのロールコータはSorbini社が提供しております。

  • マシンの下にタイヤが付いているため、色替えやメンテナンス時に生産ラインから横方向にずらせます。
  • 使用中の塗料の回収機能付。
  • スチールローラ(ドクターローラ)と塗布ローラ(ラバーローラ)にスクレーパ付き。
  • 簡単脱着式塗布ローラ。
  • ローラ昇降にプレート採用(ネジ昇降システムよりも加工が安定)/Sorbini社特許。
  • 高品質塗装用に各ローラと送りベルトが独立したインバータ制御。
  • フローティングヘッドンにより、厚みにバラ付きがあっても塗装可能。
  • 搬送ベルトの補正機能付き(搬送ベルトは常に中央に戻るよう補正しております)。 

テクニカルデータと機種

送り速度 2 ~ 20 m/分
最小塗装長さ 100mm
塗装幅 10 ~ 1,300mm (最大3,000mmまでの対応機あり)
塗装厚 最大100mm
塗装エリアの高さ 880 ~ 940mm
機種と用途
MF
流れ ドクターローラ ⇒ 塗布ローラ(全て送り方向に回転)
用途 少ない塗布量用
シーラー(下地に接着機能を持たす塗料)/トップ
塗布量 5~15g/m2, UVトップコー10g/m2
(レーザーローラにより塗布量増加可能)
2MF
流れ ドクターローラ ⇒ 塗布ローラ ⇒ ドクターローラ ⇒ 塗布ローラ
用途 シーラー/トップコート
塗布量 ウェットオンウェット15~20g/m2, UVトップコート 最大20g/m2
SPI
流れ ドクターローラ ⇒ 塗布ローラ ⇒ スムージングローラ (送りと逆方向に回転:塗料押込)
用途 木や紙等への低密度塗料のフィリング(充填)/トップコート
塗布量 パーチやMDFへのフィリング(充填) 150g/m2
高粘度UV、又は耐水性フィラー
スムージング圧 最小800kg レーザーローラ/Sorbini社特許
レーザーローラ/Sorbini社特許
流れ ドクターローラ ⇒ 塗布ローラ ⇒ ドクターローラ ⇒ レーザーローラ
用途 シーラー又はトップコートとして多く塗布(カーテンコータ並の量)
2基目の塗布ローラはレーザーローラ(特殊な形状の溝をローラ表面に高精度のレーザーで加工した特殊ローラ)
レーザーローラ:塗布量を上げる為にSorbini社では、溝の入ったローラ『OPTIローラ』を開発したが、この技術を更に進めたのが 『レーザーローラ』になります。 『OPTIローラ』の場合、塗料がローラの溝に残る場合があるが、レーザーローラの場合、表面の特殊形状から塗料は完全に全て塗布出来ます。更にこの特殊形状によって、多い量の塗布でも従来よりも高い品質の塗布が可能となります。
またレーザーローラは、エンコーダ付独立駆動の為駆動ベルトとのスピード調整で滑りが原因の塗料の前後の溜まりを防止できます。
塗布量 UVベースアクリルコート最大80g/m2
(従来よりも多い量を高品質に塗布)

他にもクリーニングブラシやワイピング(拭き取り)ブラシ付きの機種もある為、ご相談下さい。
Sorbini社では、ロールコータ以外にも60~200g/m2まで塗布可能なカーテンコータも製造しております。

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