ボート・ウインチ
作業風景1
作業風景2

短幹の集材・搬出に適したシステムのご紹介

持続可能な森林管理にむけて、オーストリアで活用されている間伐材など短幹の集材・搬出システムをご紹介します。
オーストリアで 『ログライン・システム(LOG-LINE SYSTEM)』 と呼ばれている滑走式の集材・搬出システムは、専門的な知識・技術や大掛かりな機械の搬送設備を必要とせず、短距離・緩勾配での集材に最も適した集材・搬出方法です。
この古くて新しい滑走式の搬出システムは日本でもシューター、シュラと呼ばれ存在しました。そして現在、この集材・搬出方法は木質バイオマス(薪炭材)の利用の観点から再び脚光を浴びています。

TS-Holz社はログライン・システムは大きく以下の3つの部品から構成されています。

【スモール(ボート)・ウインチ】
チェーンソー等で使用されている2ストロークエンジンを搭載したウインチは急斜度でも確実に稼働、牽引力約1,000kgで目標となる設置場所までかシュートを運搬します。
【シュート】
重さ約25kg、長さ5m、直径35cm、厚さ9mmのポリエチレン製。最大250mまで連結可能で傾斜15%以上あれば直径30cm、長さ4m程度の間伐材を滑走可能。
【ブレーキ】
シュートの最後に取付けるブレーキ・システムで搬出材を確実に減速させます。

対象となるお客様:

  • 森林組合などの関係者
  • 環境・森林に関係するNPO法人を運営されている方
  • 木質バイオマスなどに関係されている方
  • 椎茸(しいたけ)・その他きのこ類の原木生産者
  • 林学関係の教育機関
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